ポスト

タクシーのガラス越し線になる夜の街の灯りと、肩を組む人々。ポケットで震えて追い立てる固体と、室内に浮遊しては消える海の向こうから来た人の話。東京、それも丸く走る線路の内側で這い回り、小さくそれでも切実な希望と欲望に吸い寄せられる私たち。嗚呼、生を失った我らにせめてもの温もりを。

メニューを開く

人気ポスト

もっと見る
Yahoo!リアルタイム検索アプリ