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消防士たちが火と煙をくぐりぬけて奥の片隅に老人の姿を見つけたとき、老人はひと束の衣類の上にしゃがんでいた。なにか大きなものを顔の前へかざしていた。肖像画だった。眼も口もない。だが、えぐりとられた眼の穴から、老人の眼がかれらをにらみつけていた。 pic.twitter.com/0WcLYyqjTS

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蛙坂 須美(アサカ スミ)@Mishiba_Y

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仮面の奥にカッとみひらいた狂暴な眼だった。切りとられた口からは、長い舌がとびだし、べろべろ動いていた。 ─ゲオルク・ハイム/本郷義武訳『モナ・リーザ泥棒』(河出書房新社)

蛙坂 須美(アサカ スミ)@Mishiba_Y

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