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七夕賞のツインターボは前半2ハロン10秒6、3ハロン目が10秒9という、「スプリント並のスタートダッシュを決めての逃げ切り勝ち」だった。何故か。逃げ馬が他にも居たためである。 しかし。オールカマーのツインターボは違う。逃げ馬はツインターボ一頭しか居ない。無理して逃げる必要がないのだ。
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それ故に。誰もが油断した。的場ジョッキーですら、「ツインターボは勝手に行かせておけば後から捕まえられる」と思っていた。七夕賞はいっぱいいっぱいだったのだから、200mも伸びたら馬の体力が持たないのは自明の理だった。 ………同じラップタイムで走れば、という前提が正しければ、の話だが。
