ポスト
小林エリカの新作『女の子たち風船爆弾をつくる』。戦時下の女性の軍需工場への徴用をテーマに女性の被害性と加害性、過去と現在、重層する時間を自在に往還する文体がすばらしい。主語が読み手の「わたし」へと侵襲する。この作品が今年度のどの文学賞も受賞しないとしたら、文壇の目は節穴だ。
メニューを開く小林エリカの新作『女の子たち風船爆弾をつくる』。戦時下の女性の軍需工場への徴用をテーマに女性の被害性と加害性、過去と現在、重層する時間を自在に往還する文体がすばらしい。主語が読み手の「わたし」へと侵襲する。この作品が今年度のどの文学賞も受賞しないとしたら、文壇の目は節穴だ。
メニューを開く