ポスト
彼は強い、私では計り知れないほど。 もはや、己が生き残るために手段など選んでられなかった。 精一杯の力で応戦しつつ、なんとかこの場を切り抜ける策はないかと思案する。 説得は…意味がなさそうだ。 ｢考え事か？ せっかく俺が目の前おんのに、上の空とか悲しいわ〜！｣ 軽い口調とは裏腹に、
メニューを開くみんなのコメント
メニューを開く
彼の攻撃はまるでとどまることを知らない。 ｢あ、俺鬼ごっこなら得意やで｣ まともに攻撃を受けていては身がもたないので逃げ回っていると、次の遊びを提案する小さな子供のような無邪気さで彼は言い放つ。 決して悟られないように、あくまで自然な動きで後ろの窓辺まで後ずさった。
