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私も、ボノボの母親が死んだ子どもを大事そうに抱えて歩いていた次の瞬間、いきなり美味しそうに食べ出してびっっっくりしたのですが(しかも他個体と分け合った)、著者と同じようなことを思って、「ボノボにとっては異常行動ではないと考えられる」、と論文に書いたのでした。 pri.ehub.kyoto-u.ac.jp/pub/ronbun/106…
メニューを開く「死」を考える上で非常に重要な報告。 著者「…非常に驚きましたが、本観察事例を報告する論文を書きながら、この『驚愕』という感情は『死』の概念をもつ人間だからこそ喚起された感情であることに考え至った際には、動物を観察する研究者の生物学的制約を突きつけられた気持ちになりました。」
みんなのコメント
ライオン等もケガや病気の自分の子供を殺して食べるという観察はされていますが、他の生存者に対する「優生(学)」的な生存効率を高める行動と解釈されていると思います。 人間も「進歩と福祉」の天秤があり(今、AIで騒いでいます)、私の研究では「普遍と個」の弁証法過程上の現象に思えます。
ボノボも「食葬(ヒトのいくつかの文化でみられる、故人の身体を食べる弔い)」をするんだ!というようなコメントがあったので。私は現時点で、この事例がそれに当たるとは考えていません。 x.com/NahokoTokuyama…
引用等でヒトの食葬に関する言及が増えてきました。インタビューできないのでボノボの心中は推察しかできませんが、観察から見て取る限り、子を悼みながら食べている様子はみられませんでした。 論文では、「いきなり、子として世話する対象から、食べ物へと変化した」と書きました。(続)
自分の子を食べるのを見た時に驚愕しましたが、周りのボノボは全く驚きも嫌悪も見せず、「お肉食べてるの??ちょーだい?」って感じだったんですよ。逆にヒトはなぜ、驚き嫌悪の感情を抱くのかってところが重要なのでしょう。
皆さん、ぜひこの京都市動物園の発信を見てみてください! ボノボの子どもは愛らしいので、現地では #ペット にするための密猟が起きています。遠い場所の話でしょうか? 実は日本はエキゾチックペット大国。野生動物に触れたい、飼いたいと思った時、一度立ち止まって考えてみてください。 pic.twitter.com/pstlVwI2RA
本日5/22は国連が定めた生物多様性の日です🌱 それに合わせて京都市動物園では、国内複数の動物園や団体と共同で制作した新しいウェブページを公開しました😊 www5.city.kyoto.jp/zoo/hozen/%e5%… #京都市動物園 #生物多様性の日 #野生動物 #kyotocityzoo #biodiversity
人のふんどしでぷちバズってしまった… ベニガオザルの論文著者の豊田君が、衝撃的な事例を見て書いた死生観に関する記事、ぜひ読んでください! x.com/arutoyoda/stat…
ちなみに以前、突然死生観に関する記事を書いたのですが、きっかけは今回の事例を観察したからでした。論文になるまですっかり時間がかかってしまった...合わせて読んでいただけると嬉しいです。 「多死社会・日本」で「我々はどう“死”と向き合うのか」…動物の「死」に対する行動にヒントがある…!…
随分前に、獣医師からお坊さんになった人から、腹喪もしくは腹送(ふくそう)という言葉があることを教えてもらいました。つまり食べて死者を弔うという意味です。 このツイートを見て思い出したのですが、ネット辞書で調べても出てきませんでした😅