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術者「ふむ、呪いの魔剣?」 盗賊「鞘から抜くだけで周囲…まぁせいぜい半径5m程度なんだが、そこにいるあらゆる生命は活力を失い最終的に死に至らしめる…という持ち手にさえ危険極まりないシロモノだそうだ」 戦士「格下集団相手には使えなくもないが、流石に自分まで弱るのはリスクが大きいな…」
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魔王「ククク、ついに勇者の魔剣を手に入れたぞ」 魔王「この魔剣を転生者、貴様の醸造所で抜いてくれよう」 転生者「や、やめろ!」 魔王「これで貴様の味噌と醤油は台無しだ!」 魔王「二度と故郷の味を楽しめなくなるがいい!」
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勇者「一応加護を纏えば限定的に使えるかな?」 神官「まぁそれもそうですが…正直、勇者様には相応しくないですわ。さっさと呪いごと神の奇跡で消滅させてしまいましょう」 賢者「まぁ、仕方ないねぇ…」 遊び人「まった。一回だけ試していい?」 勇者「え、遊び人装備するの?」 遊び人「いやしない」
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後に伝承が変に伝わって、 『清浄の天秤剣』 鞘から抜くと、剣の周囲を清浄化する。 範囲は狭いがカビや病気、害虫害獣を消し去る。 但し天秤剣の名の通り、正しき者が、 正しい使い方をせねば、逆に使用者が疲弊する。 勇者一行しか使いこなせず、 一行の旅路を支えたと言う。