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彼はこういった些細なベクトルの逆を突くプレーを、ピッチ全体に向けて行うような選手だったと思います。 もちろんそれを可能にするのがあの精密動作性なんでけども。サイドチェンジとか足元ピッタリですしね CLバイエルン戦1stLegのヴィニへの指示もまさに 「ベクトルこっち向いたぞ、逆取れ」
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ってな感じでしたね。近代サッカーで、ユーティリティ性や稼動力、運動量や攻守のバランスを持った選手をMFの最高形態として称えるような感覚がありますし、その代名詞はフェデ・バルベルデだと思ってるんですけど、そんな時代だからこそ、この「ピッチの上を支配する」力を持ったクロースが、
