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空返事をするだけ。会話が弾む訳でもなく、恋人らしく手を繋ぐ事もない。ケンマは元々自分から多くを語るタイプでは無い。それは百も承知だし、そんな所も私は好きだ。それでも何故だろう、胸の奥がツキンと偶に傷むことがある。ケンマが目を見て話してくれたのは、あの告白の日が最後だった。

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「はぁ〜〜〜!やっぱ一緒に帰るの嫌なのかなぁ……」家に着いてベッドにダイブし、うつ伏せになりながらそんな独り言をポソリと呟く。ケンマ、私と帰るの楽しくないのかな。話がつまらないとか?渋々告白OKしてくれただけなのかな…。一度考え出すと際限なく負の思考を巡らせてしまう。

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