ポスト
鈴を転がすような可愛らしい声が聞こえたのだ 「いつも窓の外みてる子だよね?」 あの子なのかもしれないと思い急いで窓を開けた 「クマを背負ってた人ですか?」 声が少し震えていたかもしれない もし違ったらどうしよう、お兄ちゃんにまた迷惑かけちゃう そんな考えが頭をよぎる
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「あれ、見られてたの 恥ずかしいですな」 あの子なんだと確信した 窓の外を覗き込む、また帽子を深く被った黒髪の子がいた それから時間が過ぎるのは早かった なぜをクマを背負っていたのと聞くと「あのクマ怪我をしてたからじいちゃんに見せに行こうとして」「力持ちだね!」