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雨の帳① 実家に来ると、いつも雨が降る。 「ひなたは雨女ね。」 と母は言うけれどそれは違う。 「ひなちゃん、お帰り。」 姉の雨音が、ひなたの腕に絡みつく。 「雨だし、どこも行かないよね?二階に行こう。」 雨を降らせているのはひなたではない。彼女だ。 #一日一百合

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ニャコスギ@GosrWjgFzTNCzxB

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雨の帳② 二階で雨音と話す。と、言っても雨音がひなたに色々質問するだけで、ひなたはそれに答えるだけ。それも途切れがちになってなくなると、雨音の細い指がひなたの頬をそっと撫でる。 「ひなちゃん。」 ひなたは華奢な雨音の体を抱き寄せ、キスをする。 #一日一百合

ニャコスギ@GosrWjgFzTNCzxB

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