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「では、星を、星を見に行きませんか。今度は貴方の分のシュラフも、ご用意しますから」そう誘いながら、あの山小屋で感じた温かな人肌のぬくもりを思い出して、シュラフなんかなくてもいいのでは、なんて思ったりもした。監督生は何も考えてないような顔で嬉しそうに笑って、「ぜひ!」と頷いた。

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山田まる@maru_yamada

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星を、見に行った。ちゃんと二人分のシュラフを用意して。テントは、ひとつ。そこは、ちょっとだけズルをした。そして、濃いめの紅茶をいれて、二人並んで星を眺めた。途中魔法のとけた監督生の声音は少しだけ高くなって、澄んで、可愛らしくなった。

山田まる@maru_yamada

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