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後ろから抱きしめるときこころは虫を閉ぢこめられなかつた琥珀やね /染野太朗「嬉しいなら」(「外出」11号) 「とき」でちょっと溜めたあとの6音-10音のうねりでリズムが崩れそうになって、結句5音の落ち着く感じが不思議。 〈後ろから抱きしめるとき(こころは虫を閉ぢこめられなかった)琥珀やね〉

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嶋稟太郎@smrntr

みんなのコメント

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閉じ込めるって言葉が怖いので虫を閉じ込められなかったのは良かった?かも知れないけど、主体が琥珀に感じるのはあるべきものがない喪失感の方かな。閉じ込めてあるべきってのも怖いけど。

嶋稟太郎@smrntr

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「とき」のあとのリズムは重奏的で心とそれ以外をわけて捉えようとする。57--5でもとのリズムにもどって、歌の中の現在の時間が現れる。一度分かれようとした心とそれ以外は「琥珀やね」で合流する。字足らずなのに落ち着く感じがするのは、琥珀にまとまって良かったからかな。

嶋稟太郎@smrntr

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