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ベートーヴェンのピアノ四重奏曲第3番は見事。ベートーヴェン14歳の作で、モーツァルトの作風を模した音楽だが、アルゲリッチの手にかかると弾けるような瑞々しさを湛え、恐ろしいまでに光沢感を放つ。注いだばかりのシャンパンの泡のように勢いがあり、沸き立つような香りがあり、同時に

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ある音楽愛好家@shibainumarthin

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刹那的で、千変万化するような移ろい。いまこの瞬間にしかこの音楽がないんだということをひしひしと感じさせる。その音色は光彩陸離たるもので、衰えを知らないテクニックはとても齡83のものとは思えない。弦楽の日本人3人も、良い意味で大変正攻法の演奏で、であるが故にアルゲリッチと

ある音楽愛好家@shibainumarthin

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