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乾ききらない雫の跡を晒したまま、切嗣は振り向く。 「やっと、会えたな」 聖杯戦争は終結した。 だが、個人の闘争は終わってなどいなかった。 切嗣との戦いだけを狂おしいほど待ち望んできた者が、ここにいる。彼は遂に、切嗣と真っ向から相見えることができた。

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おそらきれい@osikapuoisiine

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男は、切嗣のぶらりと垂れた手にある小聖杯には目もくれず、大聖杯があったはずの空っぽにも目もくれず、ただ切嗣の目だけを射抜いていた。 「────衛宮、切嗣」

おそらきれい@osikapuoisiine

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