ポスト
ミユキさんはわたしの父方の祖母…会えないままに45で病没した祖母と同じ歳の生まれだ。さらにわたしのライフワークである向田邦子よりひとつ歳上。 祖父母に縁の薄いわたしは祖母がいたらどうだっただろう、としばし祖母に甘える気持ちも味わった。子供のころから祖母の不在を寂しく思っていたのだ。
メニューを開くみんなのコメント
メニューを開く![](https://rts-pctr.c.yimg.jp/BgIFgYJGVIVv8u0nVJvw8B2FauAYMF4jOP5zFJAV4i5e72TLbER0xQeK1l8ZZ0OLhrgw5OWqPknkZPigsTMBSNHUfJ2qSUhhO_TGLhndoO85nQYfLMZavQM2oPQe8u54LrLRfuQFwrhgf3lt-zEbmn1ZOBr77CA_FvpyEJEAEaxl3zTaTUsj3GPZgCni_I3pl1V5eFwDGX7Cdr-OTSy_Z9hRCNQSWasI0pOfQp-7YCg=)
大家族の商家で旧家である加藤家に嫁ぎ、並々ならぬ苦労をしてきたこと。ご主人のふた親を献身的に介護し、見送ったこと。特に舅様の看病や見送り、魂が肉体を離れたときに手を組ませて送る姿が見えるような歌に、義父を見送ったときの心情を思い出し、声を上げて泣いた。家族とはそういうものなのだ。