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二松学舎の4号館。5と6 限の間の時間に彼女はいた。なぜいたのかは分からなかった。軽食的なものを食べていた。他愛のない話をしていたはずなのに、その表情も、声も、話していたことすら目覚めたらすでに忘れてしまっていた。教室の右側、三人掛の椅子の真ん中、彼女のすぐ左後ろに私は座っていた。

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