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吾郎は思った。相手が消えたから、恨みが消えることはないと。だから、葬儀にも出席しなかった。 あいつに食わせるタンメンはねーである。(香典はあげない) しかし、吾郎がここまでこれたのは、憎いあんちくしょうへの反発心だった。
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吾郎は、反発心を消してしまうということは、もうこれ以上成長することはできないことだ。と認識した。 それは、メビウスの輪を永遠に歩き続けなくてはいけないことを意味している。 それは嫌だなと漠然に思い、穴に入ることにしたのだ。