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遠いものの、日中は体を動かしても吐血することはなくなった。 この山に黒水沈舟に捨てられてから、師青玄はずっと”誰か”を待っていると言っていた。誰を待っているのかは明言しなかったが、それが自分であることはわかっている。 その”誰か”が来るまでしっかり生きないといけないと毎日言っていて、
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どれだけ畑仕事を休んでいろときかせても「何か手伝うことはない?」と黒水沈舟に問うてくるのだ。 「さ、畑仕事といこうじゃないか、相棒!」 「盲目で病人なんだから大人しくしていろ。また昨日みたいに転んで血だらけになったらどうする。邪魔をしてばかりだろうが」