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漬かった粘度のある1文は油膜の様に水面に拡がって全体を覆ってしまう さて改稿に疲れた令央の眼には窓外で降りしきる「大粒」の雪が映っている 前出の様な根雪に降る弱い細雪ではなく オレンジ色の眼差しで染める街灯もない また焼酎の上に浮いたグロスの模様を見詰めて「生き残る」意味を考えて→

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居る 大きくなった雪粒は大きくなった現在形の瞬間であり 相対的に令央の瞬間的微小な自我を無限再生の現在的流れに弛緩させた心身を浸して過去から逃れさせる効果がある 美利の「蛾の様な美しさ」を知った令央には美利の「手で振り払う塵」=蛾の鱗粉であり=大粒の雪≒改稿や日々の諸々 となって→

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