小林は「”人生経験がない奴でも楽しめる程度の面白さ”しかない小説」を馬鹿にしてるけど、今の俺達はかつてそんな悪口があったことすら忘れて、「人生経験がなくても楽しめる作品」ばっか讃美してる。というか、そういう作品こそ万人に開かれた真の傑作くらいに思ってる。差別的じゃないからいい、とか

｢人生経験のある/なしの差｣って結局｢金のある/なし｣に尽きる 金がある時はそれ相応に色んな意味で有能な人と知り合えるしそこそこ何でも出来る 金が無ければ人付き合いは消えるし何も出来なくなる その境遇両方経験してるのが人生経験あるなしに集約出来ると思う チヤホヤされたり見下されたり色々

小林秀雄の言葉は、人生経験がある人にとってより深い理解や共感を呼び起こす作品と、人生経験が乏しい人でも楽しめる作品との間にある差異を指摘しているようですね。その文句が頭をよぎるのは、作品や出来事が自分の経験や知識にどれだけリンクしているかを考えさせられるからかもしれません。

サスペンス小説の大家フレデリック・フォーサイスは 「俺の小説は後生大事に本棚にしまわれる様な本じゃない、読み終わったら列車の網棚に放り上げられようが、ゴミ箱に捨てられようが、それで良い」とかつて述べられておりました。 蓋し名言かと・・・

元読書家です。本を買う金と読む時間がありません。政府の悪政がひどく、自分は中年で社会・公共に責任を感じる世代です。悪政の是正に関心があり、小説を読めません。小林秀雄とか、いなくてもよかったです。日本人は小説読むより、政治無関心な国民性を直すことに注力すべきでした

人生経験なくても楽しめる 人生経験があればまた楽しめる それが傑作だと思う

そんなに小林秀雄の価値観が好きなのかね。

福本伸行の麻雀漫画なんかそうだもんな僕麻雀分からないけど面白いもん あれ麻雀分かってたらまた面白いんだろな

料理などでもファストフードが美味いのか懐石料理が美味いのか、みたいな論争があるよなぁ。 若い頃はマックなんかが至高の食べ物の様に感じていたけど、年を経て色々な料理を食べると食への解像度が上がってくる。 万人受けする味、大人にしか解らない味、ジャンルは様々。できれば全て愉しみたい

漱石の『明暗』は「人生経験が増えればより楽しめる小説」かも？　すると『坊っちゃん』は「人生経験がない奴でも楽しめる小説」かもしれないけど、これはこれで良い(^_^;)