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その人が現れたら、と。小さい頃から思い描いていた理想があった。 運命の番に出会ったら、すぐに迎えに行ってあげよう。これから離れ離れにならないよう大事に大事に守って、愛しんで、そうして素敵な家庭を築く。 自分がアルファであると知った時は嬉しかった。運命が存在するという証明だったから。

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アカラ瑳-BOOTH@akarasas_BOOTH

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焦っていたのだと思う。しきりに『オメガじゃない』『運命じゃない』と言い張られて、しかも遠く離れてしまうのだと知って。 そうして無理矢理得たものは、何一つとして望んだ形をしていなかった。 「🔥先輩、あの」 その日の昼休みに🎴の友人が教室を訪ねてきた。思わず駆け寄ってしまった。

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