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平野一郎作曲「龍ノ経」が「IMAGINARC 想像力の音楽」第三夜にて東京初演を迎えた(演奏:森下唯、江﨑昭汰)。他に類を見ない凄まじいスケールのピアノデュオ作品が誕生した。 森下さんの最初の一音で聴衆は一気に水底へと誘われ、ドキッとさせられるエンディングまで時間という概念を忘れた30分。↓
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龍の怒りはどこから来るのか。鋭い眼差しの奥に潜む愛ゆえの嘆き。恐ろしくも美しい中にユーモアまでもが垣間見える。我々の心の奥底にも眠れる龍たちがいるのかもしれない。ラストは「目醒めよ」と言われているようでもあった。こんな作品は平野一郎でなければ書けない。早くももう一度聴きたい。