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許すか許さないか、の答えを性急に求める前に、自分の心のうちを無理やり飲み込んだり爆発させたりせず、相手に伝えることができるか。それこそが最初の一歩で、相手がそれを理解するかしないかは次の段階となるだろう。日本では深刻なシーンで笑うのは憚られる空気が劇場に満ちていることが多い。

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が、本作では精神的に抉られるようなシーンにこそ、飄々とした台詞が挟み込まれ、観客もそれに反応する。鑑賞後に胸をよぎる爽快感に浸っていたいが、そこにいつまでも漠然と揺蕩っているだけではいけないのだ。「雨とベンツと国道と私」は、東京芸術劇場シアターイーストにて6月30日まで上演。

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