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映画の敷居は低ければ低いほど良い。わたしが生まれて初めて泣いた映画は『真夜中のカーボーイ』だ。シネフィル的な知識に先に触れていたら古い映画を見るのが怖くなっていたかもしれない。あるいは監督のシュレシンジャーを見る前からバカにして見ようともしなかったかもしれない。

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maplin@maplin19

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SNSの発達により映画の趣味は全体としては洗練されていくのかもしれないが、わたしにとっての映画はそんなところにはない。ただ単に時間が潰せればどんな映画でも良かったのだ、少なくともその日の気分に合ってさえいれば。

maplin@maplin19

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