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石川九楊回顧展第一期@上野の森美術館見た。やはり良いものだ。現代美術として見る他なく、その評価軸では一点物としては規模や密度において『徒然草No.17』や『歎異抄No.18』が代表作ということになるのだろう。しかし「書」という前提を外すと、内外の抽象絵画と比べて特に優位性はない。
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その意味で今回の代表作は、源氏物語の連作だと思う。多彩な様式が物語内容に沿って選ばれているが、テクストを変換した結果がこの平面作品だという建前があるので、その「ロマン主義」がコンセプトの脆弱さに繋がっていない。それにしても、「夢浮橋」でああ終わるのはすごいな。