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#書き出し小説大賞落選集 #書き出し小説大賞 とぼとぼと背を丸め歩く、私は作者ガチャに失敗した。 ターン、タターン。パソコンのエンターキーを叩く音が近付く、あの男だ。 拾って来た猫が流暢に話し始める。私は何かの主人公になる予感がした。
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口から一匹の蠅が這い出る。香水代わりに消臭剤を振り掛け、ゾンビとなった私は私を裏切った友人を探す。 女の涙が頬を伝い華奢な顎から零れ落ちた時、彼は現れそれを舌で受け止めた。 悪霊に強烈な張り手が飛んだ。トレードマーク呪符の化粧まわし、霊能力士だ。 #書き出し小説大賞落選集