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私はタクシーで三ヶ所回り、不確かな住所を頼りに最後に寄った所は、ホテルではなくマンションだった。一寸様子を見てくると、降りようとする私を運転手さんが「気をつけなんせぇ、あまり降りて欲しくない」と引き留めた。辺りは真っ暗で、耳を澄ませたが、人声も物音もしなかった。 空振りで帰宅する
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と、翌朝、件の女の子から心配かけてすみませんと、お礼の電話があった。詳しくは聞かなかったが、無事だったらしい。 仕事と同じで、外で済ませられる人助けなら兎も角、自宅に持ち込む人助けは普通は抵抗ありますね。 寅ちゃんは道夫を家に連れ帰ったけれど、あれは実話なんだろうか?