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絶叫するような二位殿の悲痛な声の前では、今は詮議も忘れて、一座の人々はしずまり返ってしまった。ややあって新中納言知盛が、口を開いた。  「たとえ、院宣の通り、三種の神器を都へおかえししても、果して重衡卿の命を助けるかどうかは怪しいものです。

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