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そう考えると噛まれた項がじくじく痛んだ。これはただの生理現象だから、辛いのは今だけだから。と、歯を食いしばった。 41はずっと切っていたスマホを取り出す。縁切り神社の近くなら解消する勇気も出るかもしれない。 電源を入れるとkisから大量のメールと着信履歴が入っていた。
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「……え」 驚いていると、またkisから電話が入る。咄嗟に通話ボタンを押してしまった。 「……あっ」 『41か!?」 「…kis……」 『今お前どこにいる!?なんで俺に連絡しないで消えたんだ!』 「ご、ごめ……」 こんなに必死なkisの声は初めてだった。探してくれてたのだろうか。仮にも番だから?