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「そう言うな。俺は仕事は丁寧にやるのがモットーでな。お届けの品の顛末までサポートしてやんのさ」 「とぼけんな。そのポケットに溢れてる小瓶は何だ」 「あらぁ、バレちゃしょうがねぇなぁ」 男は悪びれもなく懐から一つ小瓶を取り出す。親指一本分くらいの小さなガラス瓶だ。
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「五条忄吾の遺体の相続を夏シ油イ桀が放棄した場合は次に俺が貰う流れになってんだよ。五条忄吾だぜ?髪の毛一本いくらで売れるよ。肉も内臓も細切れにしてそれらしく瓶詰にしたら、ありがてぇお守りとして売りさばくんだ」 「ハゲタカめ。見下げ果てた奴」 石肖子の侮蔑にも男は飄々としていた。