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日本の心P010 が、坂本もなかなか鑑識のあるやつだよ。 西郷におよぶことのできないのは、その大胆識と大誠意とにあるのだ。おれの一言を信じて、たった一人で、江戸城に乗り込む。おれだってことに処して、多少の権謀は用いないこともないが、 ただこの西郷の至誠は、
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おれをしてあい吹くことができなかった。このときに際して、小籌浅略を事とするのは、かえってこの人のためにはらわたを見すかされるばかりだと思って、おれも至誠を もってこれに応じたから、江戸城受け渡しも、あのとおり立談の間にすんだのさ。 西郷は、今いうとおり実に漠然たる男だったが、