ポスト

呷った酒杯は四杯ほどだったか。漸く酔いが脳漿に染み渡り、そこに文字を文章を流し込む。読んでいたのは書簡であった。送ってきたのは、古い友。いや、友というには深い関係だった。人ははその関係をして恋人などと形容するかもしれないが、そんなことは四百年を過ぎたあたりからどうでもよくなった。

メニューを開く

奏條晴和@騎兵趣味者@sojochusa

Yahoo!リアルタイム検索アプリ