ポスト
人間においても,結果として病原体への感染リスクを回避させる心的傾向(例えば,死体や排泄物の匂いや見た目への嫌悪感)が備わっていることが知られています.恐らく鳥類でも同様に,死臭への嫌悪感が一見不合理な採食行動を生み出していると考えられます(続く).
メニューを開くみんなのコメント
メニューを開く![](https://rts-pctr.c.yimg.jp/BgIFgYJGVIVv8u0nVJvw8B2FauAYMF4jOP5zFJAV4i5e72TLbER0xQeK1l8ZZ0OL-QA_ZTrq5k-x_Es0-_2SWowV1w7M50hPsjfWj521TEU9WddIjIAw0zpUK7ntJyLGd-utZpt622pGPA16b8CKoZtE85JUTc9pzbZeam7ySzghiVSKVxZJ1DEvQS3H8gcbYVQjZCKzFdSDkRmCEqfRkLh2otaii-ARRjtF9hbSE58=)
実は,分散後のウジを採食していた個体も幼鳥に偏っていることも確認しています.成鳥は死臭が漂う場所での採食は強く回避する傾向があるのに対し,採食技術の劣る幼鳥はウジ経由の感染リスクと栄養的価値を天秤にかけた結果,分散後のウジをドキドキしながら食べていたのかもしれません(続く).