ポスト
自分の存在なんて、そこにいたって何の意味もない。ただ人に群がられるｵｰﾀｰを見て、イライラすることになるだけだ。 「いい、帰ってきてくれるなら…それで」 ｵｰﾀｰを抱きしめて、深く吸い込む。 いい匂いがする。 こいつは俺のものだ。
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そしてｵｰﾀｰは、そんなﾜｰｽが可愛くてたまらなかった。ぐりぐりと押し付けられるまぁるい頭。離すまいと、いつもより力のこもった抱擁。滲み出る嫉妬。独占欲。 好きな子にそんなことされて、嬉しくないはずがない。 あの香水は本当に匂いがきつくて、ｵｰﾀｰ自身気分が悪くて仕方なかったので
