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「僕も、とっくに父さんと母さんの事なんて思い出せない。思い出せるのは、ただ、二人とどんな事があったかっていう事実だけさ。君と同じ薄情者だよ。」 もたれかけた頭越しに、転入生の顔が熱くなっているのをセバスはその頬で感じていた。 自分を置いて、正しく、強く成長し、魔法学校……いや魔法界

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🧙三年寝太郎🦡@3years_oyasumi

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に忍び寄る闇さえ切り裂いてみせたというのに、その当人の中身は変わらず弱いままで、どこか安心した気持ちになった。 安心を得たのなら、転入生にもこの気持ちを返してやらないとなと、セバスは何か落ち着ける様な話をしてやれないかと考えを巡らせた。 「……そうだな。薄情な僕でも、母さんの事で

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