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思わず呆ける。鶴丸は俺の心の動きをなんとなく察したのか、「きみ、俺ほど我が儘な刀剣男士に何もない、はずがないと思っているだろ」と言う。完全にその通りだったので、俺は何も言えなくなる。鶴丸は軽く声を出して笑うと、「正直だな」と囁いた。

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うづき@tou_udu

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鶴丸は躊躇うような、何かを考えるような間を置いてから「チョコケーキを好きなのは、主だった」と囁く。 主。──自分のことではないことは、すぐにわかった。俺が好きなのはチーズケーキだし、何より、俺のことを鶴丸が「主」と呼んだことなど一度もない。 鶴丸はいつも、俺のことをきみ、と呼ぶ。

うづき@tou_udu

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