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『落書の2文字と9文字は別人の手によるものであるが、前者の「奈尓」の2文字は、両方とも縦画が右上に跳ね上げられており、この歌が初学者の手習い歌であったことを示している』
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仮名序で安積山の歌と並んで「手習ふ人のはじめにもしける」と言われたように、古来書道の初学としても用いられた。実際に徳島県の観音寺遺跡から、万葉仮名で「奈尓波ツ尓昨(佐)久矢己乃波奈」と記された7世紀のものとみられる習書木簡[1] が出土しているのをはじめ、各地から数多くこの歌を記した