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2人にとって命令違反はチャメシ・インシデントであったし、始末書にはそれぞれ「バカ」のショドーをして、出来栄えを競い合った。 2人が何より好むのは、賄賂を取り下僕のように靴を舐める同僚がいれば、その靴の所有者ごと撃ち殺すことだった。 2人は無敵だった。少なくとも、2人はそう信じていた。

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しかし、叛逆はいずれ掣肘されるのが世の常である。 2人は同一の精神を宿してはいたが、肉体だけは同一になり得ない。 世の理にだけは、純粋培養の叛逆者たちであっても叛逆しえないのである。

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