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無謀だとわかっていつつ絶望したくなくて、強気にそう考えた時だった。制服のジャケットを剥がす勢いで脱がされて、頭を掴まれたと思ったらぐいっと引っ張られて鋭い痛みが走る。ベッドに正座する形で座らされ、力が入らない体に戸惑いながらぐったりとしていたら、白シャツ一枚だけの上半身に先ほどの
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ペットボトルの水がびしゃとかけられた。冷たくて気持ちいい、なんてバカになった頭が考えていて、冷静な自分が泣きそうになった。思考まで狂ったら、どう抵抗していいかわからなくなるからだ。バカだった。迂闊なことをした。夏はいつも「いいですか坊ちゃん」と、真剣に、無鉄砲なところを嗜めて