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鹿島茂さんは「週刊文春」に書いてくれた拙著と小田光雄さんの本への書評で、日本の出版流通の破綻は太平洋戦争末期、レイテ沖海戦後どころか1945年7月くらいまで来てると書いていた。戦争に喩えることの是非を傍におけば、コロナ禍によるDX化加速は間違いなく既存の出版流通システムを完全にout of…
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トップダウンからボトムアップへ（マーケットインではなく）という物流の反転はウェブ草創期からの課題で、Amazonが30年かけて完成させてきた。その間もずっと日本の出版流通は「配給」モデルを護持してきたのだから、いまさら太刀打ちできるわけがない。しかもトップダウンで本をじゃぶじゃぶ流すこと…
