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#創作BL #椎名ツイノベ 雨が粉砂糖のように降る日、受けは教会で「結婚契約書」を前にしていた。 隣には厳つい男が騎士団の礼服を纏って立っている。 腰に下げているサーベルは恐ろしく、受けは萎縮して、手が震えた。 ペン先にまで震えが伝わる。 「早くしろ」 小声で、だが厳しい音を纏った

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椎名サクラ@shiina_sakura77

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言葉に受けはびくりと肩が跳ね、名前を書き綴っていった。 自分ではない女の名前を。 事の発端は父親同士の約束だった。 賭に負けた受けの父は、借金のかたとして娘を差し出すと誓約書まで書いた。 しかし産まれたのはどれも男で、差し出すことができない。 末子に当たる受けが女の格好をして

椎名サクラ@shiina_sakura77

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