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後者は著者の「バタフライ史観」に基づきながら明治維新史観、とりわけ丸山眞男の『日本政治思想史研究』を批判している。「バタフライ史観」のバタフライは、例の「北京で蝶がはばたくと、ニューヨークでハリケーンが生じる」という複雑系の議論のことで、偶然性の組み合わせで歴史が進展していくこと…

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特に丸山眞男は、朱子学を近代化に対する障害としており、荻生徂徠の「作為」の論理がそれを破壊した、としているが、現実には朱子学の普遍的な「天命の性」論が天賦人権論の受容を容易にし、他方で明治以降の戦前日本が「大義名分論」を用いて臣民を序列化しており、良い意味でも悪い意味でも朱子学が…

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