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こちらを見てくれずに。 嘆息すらおこがましくて、息を飲み込んで堪える。 「詫びるのすら疲れるということがあるのだね、本当に私は愚かだ」 ギュッと細くなっていく身体を抱き締めた。 食事をまともに摂ることができず細くなっていくが、心が閊えれば食事など喉を通るはずもない。 どこに行くかも
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知らされぬようになっては、妻の務めなどどこにあるのか。 細くなって締まってからは疲れやすくなってしまった身体では領地運営もままならず、執事に丸投げだ。 これではただ寝台に転がる丸太でしかない。 もっと早く真実を告げたらどうなっていただろうか。 少なくとも、ここまで心が痛むことは