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その間、幼獣人は高熱で苦しそうにしながらもずっとタオル越しに41の袖を握っており、41は多大なる庇護欲に煽られながら保護対応へと追われていった。 「うーん、出てこないなぁ……」 それから三日後。 41はソファの下から顔を半分だけ出して警戒態勢を取り続ける幼獣人相手に翻弄され続けていた。

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保護した翌日、獣人専門の病院へとかかり幼獣人の諸々の体調不良は改善されつつあった。高熱は下がり予防接種なども数日後に控えている。けれども現在、意識と体力共に回復した幼獣人は保護責任のある41へ酷く警戒心を露わにしており、眠っていた時の愛らしさが欠片も見れなくなっていた。

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