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たもと屋は架空の店だが、音無親水公園、飛鳥山、都電荒川線など王子周辺の描写がかなり正確で、石神井川の改修工事により音無橋の手前で方向が変わり飛鳥山の下を流れるようになった歴史的経緯についてまでとてもよく描かれている。音無橋は死者の魂が彼岸に渡っていく橋としての役割を果たしている。

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梨葉利生@nashibario

みんなのコメント

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付け足し。逝く者、残された者の思いが読む度に違った角度から見える小説かもしれない。実は先に挙げた小説の中で詳しく書くと互いの核心部分に触れてしまうくらい本作と響き合うものがあるのだが、両方読んだときのお楽しみでタイトルは控えておこう。どちらを後から読んでもたぶん失望しないと思う。

梨葉利生@nashibario

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