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舞台は昭和24年暮れ。汽車で京都から東京まではまだ10時間程の長旅。三姉妹のひとり、麻子は対面式座席で向かい合わせになった赤子連れの男と、琵琶湖に立つ虹を見た事をきっかけに言葉を交わします。同じものを見て異なる価値観が人の道を分ける美しくも儚い冒頭数頁です。(川端康成『虹いくたび』) pic.twitter.com/dgP9XYwziA
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因みに執筆中の川端先生は、昭和24年11月に広島市の招きで原爆被災地を訪れ、翌25年にも広島、長崎を訪れています。その帰りには京都で途中下車され、半月程の滞在中に大徳寺や桂離宮などを散策され、それは〈婦人生活〉で連載中の《虹いくたび》のモチーフになっていったのではないかと推測されます。 pic.twitter.com/HCevLmCUBx