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→上っていくと、最上階の屋根部屋には広いバルコニーが設けられている。そんな縦の限定空間だけで、映画監督ビョンス(クォン・ヘヒョ)の数奇な人生模様が展開していく 全体は実質4幕仕立て。フロアをひとつ上がりメインの舞台となる部屋が切り替わると、前章から長い時間経過が起こっている。→
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→ ホン・サンスは2021年の『イントロダクション』で時制が大胆に飛ぶ3幕構成を試みたが、それをワンシチュエーションの仕掛けに洗練させた。撮影自体は簡素だが人を喰った語り口で、不思議な建造物に迷い込んだようでもある。ビョンスが直面する波乱の迷走は現実なのか妄想なのか、多様な解釈の可能性