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大丈夫かどうか尋ねると、 「だ、大丈夫です。バイブスを上げようにも手が悴んでしまって……」 バイブス?と頭を傾げるも、確かに賢者様の手は冷えきっているようだ。両の手で擦らせているものの爪の先まで血の通いが悪そうな色をしていた。それを見た魔法使いは「ならば!」と賢者様の手を握る。

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早寝🐿"@east_east95

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「バイブスが上げられるよう、貴方の手を温めます!」 そうして21人いる賢者の魔法使いたちが代わる代わる賢者様の手を握った。ひとによっては擦ったり、包んだり、骨が軋むほど強い握力で握られたり。じんじんと痛む手は血色が良すぎるほど赤く染まり、賢者様の心はあたたかく包まれたのであった。

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