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その点で、昨今の人文学の文献学化に自分は危惧を抱いているのだが、もうひとつ、重要なポイントは、哲学の生まれたギリシアは、大国ペルシアに併合されることを是としなかったことである。おそらく、哲学には、独立・自治・自立をひとに敢えて選ばせる、そうした《反乱》の効能を認めてよいのである。
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たんに「経営」や「生存」でいいなら、とにかくいち早く大国に降伏するのがいい。それで倒産や死は免れるだろう。さっさと子会社になってしまえば、わざわざ苦労して戦う必要はなく、問題は誰を主人にするか、という話でしかない。江戸時代の諸大名のようなもので、哲学がなければ戦えないのである。